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5年

早いもので、最終更新より5年以上の月日が経過。

当初、インテリ系デリバティブトレーダーを目指して、金利デリバティブのトレーダーをしながら、CFA(米国証券アナリスト)取得を目指した5年前でしたが、3ヶ月ほどで断念。断念というよりはいったん休止。

というのも、CFA Instituteへの登録料として14万7千円支払い。TAC的なLearning school/KAPLAN SCHWESERへテキスト代として6万3千円支払い済みであったので、既に容易に引き返せる状況にはなかった。

ひと先ずCMA(日本証券アナリスト協会のアナリスト試験)に臨むこととし、2015年秋+2016年春で一次試験を通過。2017年春の二次試験不合格、2018年春の二次試験に合格。と、日本語の試験にも意外に手間取ってしまっていた。

ではその後、再びCFAに回帰するかというと既に2年も通過すると、人のモチベーションや金銭的痛手もだいぶ癒えてしまい、迷走の中でTOEICのスコアを上げようと試行。

2013年に605点というスコアを取ったことがあったが、ひょんなことで2015年に585点、少々勉強して2ヶ月後に670点を取っていた過去があり、頑張れば900点も?!と志高く臨んんだ2018年冬 710点、からの2019年一発目で775点、やはりTOEICは比較的攻略可能なものと高をくくり、というより油断し、相場と仕事がハードであったこともありつつ、2019年春に受けた試験で645点とメッキがあっという間に剝がれる始末。

更にそこからしばらくの間仕事に於いて人生の一番の苦難と思えるほどのトラブルに遭遇し、毎晩24時を過ぎるような働き型の中で、心身ともに限界の中で、惰性的に受けたTOEICは初夏には595点、もともと英語が出来る実感も何もない中で点数だけが少々上がっていたので、落ちるときも何が何だかわからないままどこまでもスコアは低下。例のトラブルも4-5カ月の対処を経て、何とか無罪放免となり、安どの中で受けた(まだ受けるのかい?!)TOEICで800点。結果的に1年程度で710点から800点へ上昇とも言えるが、さすがに付き合ってられなくなり(真面目に取り組めていない私に問題がありますが)こちらも一旦おわり。

2019年の秋口からは異動でトレーダーを離れ、不惑の40を前に、自分のキャリアビジョンがリセット。短中期的には、今まで目指すもの、身に着けたいもの、身に着けるために学ばなければならないものが比較的明確であった中で、すべてがことごとく崩れ去ることに。

五里霧中のまま2020年を迎え、ここ数年手にすらしていなかった分厚いビジネス手帳を買ったりしながら(言い訳をすると、トレーダーを専業としていると、ミーティングがあるから、締切の仕事が、等々が一切なく、グローバルマクロなイベント(金融政策決定会合とか、指標とか)を記したエクセルと、そのアウトカムによる相場シナリオノートさえあればOKだった)、モチベーションを上げようとしたり目的意識や将来をより明確にイメージしようと試行錯誤していた。

そんな中勃発したのがコロナパンデミック。1回目の緊急事態宣言に於いては、私の働く会社も何が何だかわからない中で急ブレーキを踏み、在宅勤務の手段も方法もないまま自宅待機を強いられた。漠然とした将来不安を抱える中で、ふとできた空白の時間の中で、やはり上記の試行錯誤の時間は続き、今まであまりしてこなかった読書の日々を過ごす。少しだけ、トレーダー一本足打法で人生を進んでいこうとしていた1年前から視野は広がったともいえる。足許デジタルに関わるような企画・推進のような仕事をしていたこともあり、激動の時代、まったく読めない世界の行方について考える時間となった。

また同時に、市場は世界的なコロナパンデミックにより株価が暴落していた。今まで仕事でマーケットリスクを限界まで負っていたので(今思えばあまり理由にならないが)個人資産でまでリスクテイクしようという思考はあまりなかったが、これを機にNISAを始める。仕事でグローバルマクロには触れていたので、海外資産への投資には全く抵抗もなかったので、且つ、比較的リスク許容度は高い方であったのでなけなしの個人資産を投資信託にフルベットする貌。また個人投資家の強みである無限押し目買い&塩漬けの精神で、結果的にコロナパニックによる2020年初頭のリスクオフ相場は広く押し目買うことが出来、悪くない個人投資のスタートを切ることが出来た。

入り口で激しい相場を経験したので、キャピタル志向(値動きで儲けようという思考)が強かったが、その後少々勉強する中で、インカム志向(分配金狙い)へと変遷。SBI証券でNISA口座を開設して投資をスタートしたので、SBI証券で分配金利回りの高い銘柄を探しつつポートフォリオを構築することになる。

そういった中で、FIRE(Financial Indepenence, Retire Early)という概念、ムーブメントを知り、ここ最近はやはりエクセルで投資シミュレーション、資産シミュレーションなどを行いつつある今日この頃。

ダラダラとこの5年を振り返りつつ、試行的にこのブログを再開したが、オリンピック開幕に伴う4連休で時間的余裕があったので、書いてみたもので、どういう目的で、どういったつもりで、どの程度続けていくかに全くの目途はない。

 オリンピック開会式後に。